ケンドリック・ケロッグ

ケンドリック・ケロッグ (1934~)

アメリカ・カリフォルニアで生まれ育ち、カリフォルニア大学バークリー校をはじめ、4大学に学び自然との調和を目指すオーガニック建築の本質を理解し、徹底的に学んだ。
彼の作品はどれも自然との調和や地形の特徴を活かした造りになっており、その作品群により現代を代表するオーガニック建築家としての評価を得ている。

「独特のもの、大切に思っているものを形にするのが私のデザインの原則。」

ケロッグの設計コンセプトは、「唯一無二」ということである。世の中に色々な建物があるが、そのどれとも似ていないものを作る。
まず、立てるべき土地を徹底的に歩き回り、あらゆる意味で理想的な場所を決めてからその土地の特徴とテーマに合った建物を作っていくのである。

「軽井沢の自然に溶け込むように佇む、
世界でも希少な教会建築」

「石の教会 内村鑑三記念堂」を建てるにあたって、ケロッグは先入観を持たず、土地そのものからヒントを得てデザインを考えた。
また、方向感として、常に太陽の光が堂内に入るよう南向きとし太陽の軌道に合わせて、左右に円形を描いている。
様々な大きさのアーチは表面の粗いテクスチャーと微妙な重なりによって、取り巻く自然と溶け込んでいる。
地元の石をひとつひとつ積み上げた石壁には滝が流れ、「屋内も自然そのもの」というケロッグのコンセプトの表現である。
「リゾートとは、自然の快適性を持っているもの。ここ軽井沢では、自然の快適性を 損なわないものが相応しい」という想いが込められている。

独創的なものとは、決して同じものの繰り返しではなくその時々の特別なスタイルを持っているべきである。
空間と自然との調和というものは、音楽のように、人にインスピレーションを与えるものなのである。

略歴

1957年
バブコックハウス(ミッションビーチ)
1962年
オニオンハウス(ハワイ)
1979年
イェン・レシデンス(ラ・ホイヤ)
ハイデザートホーム(ランチョミラージュ)
1981年
チャートハウスレストラン(ランチョミラージュ)
1987年
デューリトル・レシデンス(ジョシュアツリー)
1988年
石の教会 内村鑑三記念堂(軽井沢)
1988年
ウィングスウィープ(テメクラ)